まあそういったわけで、さんざんと苦労をして、ようやくRAID1を構築し、運用している。振り返ってみれば、ハードウェア的なトラブルがなければ、なんてことはない作業のようであるが・・・初めての経験というものは何事もスムーズにはいかないものでもある。
とりあえず、今後トラブルがなければ、さほど触れることもないだろう。だからこそ、この経験を忘却してしまって、有事の際にまたアタフタしては上等兵失格であるので、まとめて備忘録とする。
- 同じ容量のハードディスクを2台用意する。3台が好ましい。ちなみに容量がちぐはぐな場合は、一番小さいサイズに合わせられる。
- RAIDドライバを入れる。Windows XPでクリーンインストールの場合、RAIDドライバを統合したWindows XP CD-ROMを、n-Liteで作る。手順はとても簡単である。今回小生が使用した玄人志向のSATA2RI2-PCIeの場合は、添付CD-ROMにドライバが入っている。そこからファイルを取り出して、作成する。このn-LiteによるCD-ROMであれば、通常のインストールと同じ手順になる。
- クリーンインストール時のフォーマットはクイックフォーマットしか選べない。これはドライバのバグである。だが特に問題なし。
- または、カードを付けず、通常どおりWindows XPをインストールした後に、カードを刺し、ドライバを入れる。その後、カードに2台のハードディスクを接続し、カードのBIOSからRebuildする。Manualを選択し、Sourceは最初にインストールしたハードディスク、Targetはまっさらのハードディスクを選んで。ただし、この方法は未検証。
- なおIntelのマザーボード(デスクトップボードと呼んでいる)を使い、Windows Vistaを入れる場合は、この手順は不要。XPの場合、Intelではフロッピーを使わせるが、これもn-Liteで代用できそうではある。
- インストールしたら、ある程度、環境を整える。ドライバやサービスパックはもちろん、アプリケーションも入れておいても良い。要は自分にとってのデフォルトに近い状態にする。
- 一度RAIDを解除し、もう一台のスペアディスクで再構築をする。下図参照。具体的な手順は、カードのBIOSからRAIDを解除→Rebuild。Sourceは元、TargetはスペアディスクでRebuild開始。
- なぜこんな面倒なことをするかといえば、RAIDの場合、OSそのものがクラッシュした場合には2台のハードディスクともにその状態になるからだ。スペアを1つ作っておけば、OSがぶっ壊れても、そのスペアを接続し、RAIDを組んであったHDDのいずれかを接続すれば、データが救える可能性が高く、また、短時間で使用できる状態になり、仕事に差し支えない。
- HDDが無い場合は、OSが丸ごとイメージ化してバックアップができるソフトを使い、DVDに焼いておくのも良い。ただ、OSがハードディスクの物理障害のために飛んだとしたら、いずれにしろRAID1でまた動かすためにはハードディスクがいるのだが。そのソフトの代金で、ハードディスクが1台買えたりする昨今であるし。(ちなみに、今回、3台目に買ったのもWesternDigital。同じ1プラッタ300Gだが、キャッシュが倍に増えててクソーと感じた心狭き俺。値段は、1,000円くらい安かった。)
- 加えて、ソフトよりもハードディスクを用意した方が良いのは、この作業で人為的にRAID1の状態を解除するということは、将来的な交換作業のシミュレーションになるので、良い経験だと思った次第。
- ちなみに、Rebuildでは、300Gで160分くらいかかった。
- 今回の玄人志向のSATA2RI2-PCIeは、Windowsの休止状態をサポートしていない。なんだか、使えないことはないのだが、不適切な状態になっちょるよ。みたいなエラーが出る。ただ、その状態で数週間使っていたのだが、特に不具合は無かった。このカードのチップセットメーカー、SilliconImage社のソフトウェアでは、黄色っぽく表示されていて、精神衛生上はあまり宜しくない。
- スタンバイはふつうに使える。
おおむね、以上になるかと思う。苦戦はしたが、結果的には、なんかこれでいつでもクラッシュ来いやー!!みたいなテンションではあるが、実際には、こないにこしたことはない。
さて、人為的なデータの上書きなどには当然無力なので、これは今まで通り、ある程度の間隔でバックアップを取る。ま、写真データなどはそう上書きしないが、仕事系のドキュメントデータなどは数世代あったほうが良い。このあたりの運用ポリシーはまだ決めてない。まあ、俺の場合は世代データをかなり残す方なので、1年に4回で良いかなと思っている。
まあ最終的にはこういったデータ類は、オンラインストレージ、そうGoogleにみな預けてしまった方が間違いないとは思える。
遠い将来的には、もうOS丸ごとサーバーで、ってなるだろう。ずばり、googlosだな。

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