江戸川橋にある「いし橋」で鰻を食べた。
座敷でビールを飲みながら待っていた。ちなみに付だしは豆腐とホタルイカと空豆で、豆腐が美味しかった。それにしても、昼間に飲むビールは異様に美味い。これは日光と少しの背徳感のせいだ。つい、二本も飲んでしまう。
鰻重ができあがるまで40分ほどかかるので、品書きを見ていたら、創業明治四十何年とあったので、えーと平成が20の、昭和が64、大正が15だっけ?で、明治は何年までだっけ?と答えの見つからない足し算のことなどを話しながら待っていた。
飲み終えるかどうかのころ、ちょうどタイミング良く鰻重が出てきた。脂ののり具合と、蒸し加減が絶妙にマッチしていて美味しい。たれはほんの少し、塩辛く感じた。米の炊き加減はぎりぎりの柔らかさというかんじで、良い。なにより、重だが、ほっかほかで、米をオカズに米を食えるなと感じた。
卓上にあった、若草色の山椒の良さも記憶に残った。
美味しいので、極力舌の上で転がしていたいような具合だが、ほろほろと無くなってしまう。
そして、すぐに食べてしまった。
