海堂尊の『ナイチンゲールの沈黙』を読んだ。
前に読んだ『ジェネラル・ルージュ~』とは図らずも前後してしまったが、特に違和感が無かった。むしろ、前作を思い出しながら読めたのでよけいに良かったかもしれない。
今回はミステリーというよりも、人間ドラマの要素が濃かった。ただ、少々、物語を作りすぎたというか、がんばりすぎたふうに感じた。小夜やおなじみの登場人物はよく描けていたが・・・
もちろん、医療の話題も織り込まれていて、それがリアリティの大きな隠し要素となっている。その点では普通の小説よりも優位だし、それが作者の個性といえるものだろう。
それにしても、桜宮市を舞台とした作者の物語は、レギュラーの登場人物やその関係がよく描かれていて、圧倒的なリアリティを感じる。「桜宮市の一つの時代の物語」が織りなされていっている様相は、圧巻である。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ブックオフは中古で安く買えるうえ、在庫切れも入荷したらメールで通知が来るので便利。
3冊か、1500円以上の注文で送料無料です。
ちなみに読まなくなった本も着払いで売れます。蔵書が嫌いな僕もちょいちょい売ってます。

コメントする