真実と狂人の叫び
02/01/31
説得力をもって真実を伝えるためには、とてつもない努力とそれが結実するための方法を十分に熟知している必要がある。かつて一九七二年に「ベスト&ブライテスト」を著したハルバームスタインがいる。二十世紀ニュージャーナリズム代表の一人である彼は想像を絶するレッグワークをもとに、のべ四百人以上から取材を行い、三年以上の取材と執筆期間を費やしてこのベトナム戦争に関する著作を出版した。彼のこの著作はギリシア悲劇、ギリシア叙事詩、ローマ皇帝年代記と、それぞれに文学(litera-ture)の世界におけるもっとも古典的な作物にこの作品は比肩せしめられた。
そのハルバームスタインは立花隆氏とのインタビューとの中でこう述べる。
「地位の高い人から情報を取るという点について言うと、いかなる状況でも三通りの人間がいると思う。まずきわめて友好的に、何でもしゃべってくれる人。中立的な態度をとる人。そして自己防衛のためにほとんど口を割らない人。で、まず、喜んで情報を提供してくれる人たちへの取材から始める。まずこのグループの人々から徹底的に話を聞いて、可能な限りの材料を積み重ねるわけです。それから第二のグループにとりかかる。このグループはそう簡単には話してくれませんけれども、何度もあって、第一のグループから出たいろんな材料をぶつけてゆくと、この記者は相当に関心を持って勉強しているな、と評価して口がほぐれることがあるのです。こちらが出した材料を訂正する、という形で話してくれることもある。・・・(中略)・・・私の言葉でいうと『シークェンシャル・インタビュー』、すなわち落とし易い相手から順を追ってインタビューしていく、という方法を私はとっています。・・・(中略)・・・最後にもっとも地位の高い、高度の情報を持つ人間にぶつかると、それまでの過程で得た情報によって、その人の逃げ道をあらかじめ全部塞いでおき、ほんとうの情報を出さざるを得ないようにすることができる。」
そのイデオロギーがいかなるものであれ、国家が巨大になったとき、そのシステムが複雑になることは避けられない。そのような状況では情報の秘密化というものがそれにかかわる人間の組織内でのアイデンティティとなり、またヒエラルヒーを支えるための強力な道具となる。その場合に真実とは其処に在るものではなく、血の滲むような努力を重ねたことによって、その発見・捕獲・伝聞が可能になるものである。その過程なしに存在だけを叫ぶことは狂人の叫びにも等しい。
親知らず
02/01/29
親知らずについてのお問い合わせを多く頂いておりまして、図らずもそれらが励みとなり、ああ抜いてやるよ抜けばいいんだろうがコノヤロウとなかば逆切れで抜歯の決心に至った小生でございます。X-Dayは2月末日と決めているのですが、おそらくこの親知らずは完全に根を生やし生息しているものと推定され、激痛は必至の事態でございます。
想像するだにお金のお玉がキュッキュッと音を立てて縮みあげており、なんとも小心者ではございますが、ふと女子はこのなんとも言えぬ恐怖の感覚を持ち合わせているのだろうかなどとも考えてみたりするのでございます。
エンロン
02/01/28
わずか数年にして一気に日本の巨大商社に匹敵する大企業となったエネルギー会社エンロンをNewsWeekで知ったのが数年前、そして大変この会社が気になっていたのですが、これが破綻、そしてその過程で政治の最高権力との癒着が暴かれてきております。そんな中
経営破たんしたエンロンの元副会長が自殺
【ワシントン支局25日】AP通信などによると、経営破たんした米エネルギー大手エンロンのクリフォード・バクスター元副会長が25日未明、米テキサス州ヒューストン郊外の車中で死んでいるのが見つかった。地元警察は、同氏が銃で頭部を撃ち自殺したものと見ている。
同氏は昨年5月に同社副会長を辞職していた。(読売新聞)
ついに今日上記のような事態があったようです。先日、立花隆のアメリカジャーナリズム報告という本を読んでいたのでとても興味深いものがありました。
もしこの週末特に予定が無いようでしたら、この本を読みこのニュースを読んでみてください。なんかくさいというか怖いというかそんな感じでございます。
ひょっとすると、ウォーターゲート事件のようなドラマがリアルタイムで見られるのかも知れません。
見た映画
02/01/26
昨日チャーリーズエンジェルを今更にはじめて見ました。無意味に胸元が半チャックというのが最高でございます。
ちょっと前に見たスターリングラードはまた良かったです。コッポラの地獄の黙示録はまた映画でやるそうで、ぜひ見に行きたい。ヴィドックは期待したほどではなかったのですが、映像は新鮮な感じでした。
オトコ代表
02/01/22
常日頃より温厚篤実、謹厳実直で知られる小生ではありますが、このたび板橋地区SEXY壁紙委員長に勝手に立候補し、その最初の活動としてMSNのサイトから最高になまめかしく素敵な「しいなまお」壁紙をゲットしてやろうと思い立ち、専用ソフトまでダウンロードしてインストールして再起動しました、ところがです、すべて手続きをすませていざダウンロードを敢行してみると、
「この壁紙は有料会員向けとなっております」
なんつうウィンドウが出て、とんでもない辱めをくらいました。正直、オトコ代表としてMSNにありとあらゆる全秘孔を打ち込んでやりたいです。
臨死体験2
02/01/19
臨死体験しちゃってる方々が8割を超え、心配でたまらないというか一度病院に行ったほうが良いのではと思う小生ですが、くれぐれも現世に帰ってきて下さい。
「臨死体験」のほうでは、死んだ恋人に会いたいがために自ら臨死体験の特訓を行い、断食行を独自で編み出し可能となった人の話が紹介されております。3日間くらい飲まず食わずで呼吸も極力抑え、自然換気状態になって初めて経験できるそうです。
それならひょっとして俺にも出来るんじゃねえのかと訝り、ちょっと試しにやってみたところすぐに息が苦しくなったし、またお失呼に行きたくもなりました。
珍獣
02/01/16
当サイトはBBSへの書き込みが少ないのですが、少なければ少ないほどなお書き込みにくくなるという負の相乗効果により小生は大変苦しめられておりますがしかし、書き込みが多ければ多いほど返信するときに困るのさとうそぶく小生の良心をもっとも苛むものは、書き込んでくれた数名がまるで良心という名の絶滅寸前の珍獣扱いを受けることでございます。
珍獣扱いとは何事か。日ごろ温厚篤実で知られる小生の怒髪が今まさに天をつかんとしております(今年初)のでここはひとつその原因を諸賢らにご指導ご鞭撻賜りたく存じます。訪れる方は必ず調査して結果を送ってください。
再度EW-1000
02/01/13
噂の電動歯ブラシEW-1000を購入したオレは、さっそく歯を磨くべくトイレへと移動した。箱を開け、おもむろにEW-1000を取り出す。ずっしりと手に馴染むその心地よい重さは、まさに高級感タップリといった感じだ。うっとり。
いつもなら歯磨き時には歯磨き粉を使用するのだが、今は非常時なので贅沢は言っていられない。というわけでとりあえず口に水を含むる。鏡に映る濡れたオレの歯。歯からポタポタと水滴が落ちている。水が滴ってもとてもいい男とは言えないのが心憎い。
さあそしていよいよ歯磨き開始の時がやってきた。磨くぞう。まずは前歯にスリーアングルブラシをあてがい奥歯方向に引く。ブラシはオレの歯にピタリと吸いつき猛烈な振動ともに滑る。ちうかマジで驚くほどの振動具合なのだ。ブブブーッといった感じだ。うおお、すげえ。
調子に乗って磨く。とにかく磨く。磨く磨く磨く。
磨き終えた時、オレの歯は完全にズバ磨かれていた。そう、まさにツルツルなのだ。根こそぎ磨かれた、そんな感じなのだ。「ズバ磨き3アングルブラシ」、このコピーはダテじゃなかったのである。
オレは思う。貴様らにも是非EW-1000の素晴らしさを知ってもらいたいと。今ならビックカメラで9800円である。買え。
畏敬の念
02/01/12
最近の小生はDISCOVERYチャンネルの動物・昆虫系のVTRをよく見ています。動物、とくに昆虫はその行動にDNAの螺旋模様が浮かび上がっているようで、大変おもしろく、また感心することも多いのですが、寝る前に見ると、夢に巨大な昆虫やらが登場してきて大変気味が悪い思いをすることが多いのですこし困っている次第でございます。
ちなみに昔よく雑誌の付録についてたシーモンキーの卵は水に戻すだけで幼生が生まれますが、、なにか特別な処理を施しているわけではなく、自然状態でそのような特性をもっているそうです。また、メスは交尾することなく、死の間際に単独で卵を大量に産むということです。そりゃ何億年も生きるわけですが、少年時代の疑問が一つすっきりした次第でございます。
しかし昆虫や動物というのは、その行動がDNAによってプログラミングされており、またそのプログラムを膨大な時間をかけて改良してきておるわけです。そしてそのプログラムを解き明かすことはたぶんこの先も不可能なわけですが、ある意味その集大成として人間が存在する、そう考えるとなんだかとても自然と生命にたいする畏敬の念がふつふつと湧き上がるわけでございます。
命は大事なのであります。
臨死体験
02/01/10
年末から年始にかけて、立花隆の「臨死体験」という本を非常に面白く読みました。人間が死に瀕したときに生じる臨死体験ですが、なんとなく死に対する人間の脳の防衛機構なのかなあという感じです。死後の世界などというものは全く信じていない小生ですので、そのように理屈をつけようとするのですが、半面、ひょっとするとやはり死後の世界というか、意識の連続性みたいなものもあるのかも知れないと心の片隅で思っております。
じっさいに体験してみたいという好奇心はかなりあるのですが、いかんせん臨死です。
強力に怖いです。
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