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映画、DVDについて猛烈にお得開始。

マイケル・ケンナ

2003/03/28

こないだの三連休には、シンガポールの友人夫婦を尋ねて行く予定だったのに、いろいろと臆病を起こして取りやめてしまった。しかし、驚いたのは、シンガポールまでの往復航空券がなんと3万円を割っていたことである。東京から博多までの運賃より安いのである。

そこで、航空運賃を基準として、自国の国際空港を中心とした新しい地図を作成できるのではないかと思った。これを作れば、世界史や地理史に名を残せることは確実である。

トラは死して皮を残す云々・・・ふふふとひそやかに思うものの、いちいち運賃を調べて世界地図を模造紙に書くほど暇な俺ではない!そんなことは春休みの小学生がやればいい!と短気を起こしてやめてしまった。所詮俺には伊能忠敬的能力が欠けているのである。

そして短気を起こすと腹が減ったので、ちょっと奮発して六本木に鮨を食いに行った。

鮨を食いに行くだけではつまらんので、ついでに赤坂で東京写真文化館に寄った。マイケル・ケンナを見た。ケンナはランドフォトグラファーである、といってもその言葉はいま俺が作ったのだが、ようは自然や人工物の、「風景」を撮る写真家である。

正直言って、構図はまあ大したことねえなあと思った。ちょっと病院や喫茶店なんかに飾られてそうな、当り障りの無い対象を撮っている所為もあるだろう。

しかし、プリント技術は凄い。

俺は芸術は、まず技術ありきだと考えている。左手に筆を持って雲粉を描いて芸術だ、とは言えないのがその理由である。

そうした考えからすると、ケンナはまず第一段階は楽々と通過している。次の段階については、よく分からない。俺はあまり感心することが無かったが。

しかし、何十年も同じような写真を撮ってよく飽きないなあとは思う。その創作姿勢には甚だ感動した小生であった。

ちなみに、ギャラリーなので写真も売っていたが、値段は書いていない。俺は気に入った一点を買うとして、5万円くらいかなあと思った。

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新保守主義

2003/03/26

アメリカがイラク攻撃の後に、北朝鮮に対して同じような行動をとったら、ネオコンサバーティブ主義も本物だなあ、と思う。あるいは、イラクへの侵攻を正当化するために北朝鮮政権の崩壊を企図するかもしれないが。

とにかく、もし北朝鮮に対して実際的な行動をとらない場合は、やはりブッシュが戦争の目的を石油利権から民主主義と摩り替えた、とんでもない大嘘つきであるということが明確になるのは間違いない。

まあ俺は明確に掲げられた主義が嫌いなのでどのみちブッシュを肯定することは無い。

ブッシュを肯定するくらいなら、戦争を肯定して終末思想にドライビングするね。

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ランニング

2003/03/21

最近、ランニングを始めた。運動不足を解消するためである。走る距離は駅の二区間を往復であるから、5〜6Kmだろうか。初めて走ったときはなぜか耳の裏が痛み、同時に眠気に襲われた。頭痛というのは脳に何か障害が起こっているからで、したがってこのまま寝たら二度と目覚めないのは無いかと思って怖くなった。またケツの筋肉が痛んだ。

自分の体がかくも錆付いていたことに、かなりガッカリしたというのが本音である。

いまはそんなことは無い。走る前はなんとなくダルかったのだが、始めてみると意外と楽しい。タイムを縮めよう、とか、距離を伸ばそうとか思い始める。なによりも、帰ってシャワーを浴びた後に飲むビールが空前絶後の美味さであり、過剰にハッピーである。

やっぱり幸不幸は相対的なもんだと思われる。

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森山大道

2003/03/19

宇多田ひかるの「Deep River」というアルバムがあって、その販促用ポスターがなぜか森山大道の撮影した写真である。森山大道というのはモノクロを使ってスナップ写真を撮るというスタイルの写真家で、「ぶれボケ」という独自の表現方法を持っている。

俺は、森山の写真が好きだ。というのも、その写真が、俺個人の嗜好する心象(イメージ)にピッタリあてはまるからである。

といっても、写真集は持ってない。写真集なんかで連続して作品を見ると、正直、ちょっと飽きてしまうから、あえて買いたくないのである。ピッタリあてはまりすぎるからだろうか?

その宇多田のポスターは5枚、3種類ある。その中の一つをアルミパネルに入れて部屋に飾っている。部屋を訪れる人の殆どは「あ、宇多田すきなの?」という。

わかっちゃいねえのである。

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「金閣寺」「永すぎた春」

2003/03/18

本はまだしつこくずるずると読んでいて、「金閣寺」「永すぎた春」を読んだ。前者は奥深く入り組んだ青年心理が良く描かれていて、何度読んでも飽きがこない気がした。柏木がとてもリアルな存在だと思った。

後者は「潮騒」よりももう少し世俗的で現実的な恋物語である。僕は解説者と違って、百子の兄は純粋に恋に破れたと感じたのだと思う。雲の上人とか、小説を破いたとかいう記述が読者を欺くためだけに書かれていたのでなければ。

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幽霊

2003/03/09

怖いものというのは人それぞれあると思うが、俺は幽霊が駄目だ。全く駄目だ。血が出たり腸がはみ出たり脳が喰われたりする、物理的なグロテスクさは全然平気だが、幽霊は正直、怖い。

というのも、俺は小さい頃、寝る前にあれやこれやと空想する癖があって、それが俺の想像力を鍛える結果となってしまったのであるが、その逞しき想像力に幽霊は全く効果的に働きかけるのである!

小さい頃に心霊写真が流行った。はっきり言って俺は心底ブルっていた。しかし小学生というのは虚勢で生きる動物である。俺は無理をして、全く写真が応えない様子で見たりした。しかしその晩は一人でオシッコにもいけなかったのである!

だから今となっても、映画など、そういう心霊系は全く見ない。見た後にオシッコに行きづらいからだ。だのに、今日、偶然テレビで怖い映画のCMをやっていた。ちらっと俺の視界を掠めたその映像はまさにナメクジにかける塩のごとく俺に効果覿面にダメージを食らわせた。

ああ、なんかやたら背後が気になってしょうがねえ。

しかし俺は思う。いつまでもオシッコを我慢している俺ではない!もしも幽霊を見たら、必ずや目の前に言って対峙し、コミュニケーションを試みてやりたい。詰問してやりたい。そして和解したい。そして心置きなく闇夜で放尿したい。

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綺麗と可愛い

2003/03/06

女性は綺麗より可愛い方が好みである。綺麗は潔癖で、完璧であらねばならない義務感のようなものを、小生のほうが感じるのである。そしてまたその美が年齢によって少しずつ削られていく過程に悲壮感を感じる。なんとなく陰鬱な気分になる。

それに対して、可愛いというのは、美人のように顔のあらゆる部位が完璧であるという存在ではない。一部分だけが印象的である、または部位各々はそれほど目立たないが、全体として調和が取れていて、心に響くというものである。

そういう造詣は、人間の視覚による曖昧な記憶能力に適している。だから実際に目で見る以上に心象でより生きる。心象に残るということは、時間の経過に比例してその良さが崩壊するものではない。だから、悲壮感というものもあまり感じられない。

また可愛さは、顔の造作の他に、仕草からでも、そういう心象で生きる輝きを得ることが出来る。先天的な顔の造作だけから得られるものではない、だからどんな女性でも可愛くあることは可能であり、つまり可愛さというのは平等な魅力の権利であるように思う。

そういう訳で個人的に、可愛い女性のほうがどういう関係でも、付き合うに気が楽である。

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後悔先に立たず

2003/03/04

後悔先に立たずとよく言う。自分の人生でも、後悔というほど大げさではないが、少し変えられたらもっと楽しい時間を過ごせただろうなという期間がある。だから、たとえば今現在から4,5年先の自分を想定し、その自分が不満足に思わないような過ごし方が出来たらいいなと思う。

もっと積極的に、満足できる過ごし方を追求したらいいじゃないかと思うかもしれない。でも満足というのは、求めだしたらきりがない。だから不満足に思わない程度の過ごし方でいいように思う。

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映画 「人斬り」 「ビューティフル・マインド」

2003/03/01

映画「人斬り」(ビデオ)を観た。勝新太郎が主演の古い映画である。先日、友人と三島由紀夫の話をしていて、この映画に出演しているという話があって観たわけである。

勝新太郎はすこしオーバーアクトではないかと思った。しかし、まあ個性を演じていることは分かりやすかった。

三島由紀夫のほうは演技ということに馴れているような感じを受けた。「仮面の告白」などで書かれていることもさもありなん、と思う。実際に彼は6本の映画に出演している。

知略に富み、狡猾な武智役を演じた中上達矢はもっとも違和感を感じなかった。

あとは蛸の刺身を食べるシーンがあるのだが、じつに美味そうだった。この映画の監督は五社英雄。ごしゃと読むのか謎である。

評価:★★★★☆

映画「ビューティフル・マインド」(ビデオ)を観た。ラッセル・クロウが主演の、数学者の話である。

幻覚という症状を、映像というリアリティで表現することはとてもずるい。「シックス・センス」が観客を騙すことが出来たように、観ているほうこそ何が現実でなにが幻想か、判然としない状態になるからだ。

まあしかし、この映画は「存在」をテーマにしたドキュメンタリーだと思ってみれば、なかなか考えさせられるものであると思う。

存在の儚さ、確かさ、なんかそういう難しいものを考えさせられて、思わず下らない内容のメールを友人に送ったりした。

評価:★★★☆☆

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